本を読んだときは、本のことを書くようにしようかなと思う。

表紙にLUCKY STRIKEが写っている、
初めて吸ったの、これだったなと思い、そんな理由で購入した本。
ちなみに今は「男は黙って○○○」のセッタ。

東京郊外で便利屋を営む男と、そこに転がり込んだ旧友の日々。
裏の世界に巻き込まれたり、自身の過去がラップしたり。
傷ついた人間のモラトリアムという感じの、軽いタッチでたまにズシンとくる本。
直木賞受賞作。

主人公の二人の性格が、日常が、私には妙に親近感がある。
私の周りの誰かに、どこかに、似てる。
私に似てるとこもある。

本をうまくレビューするのは難しい。

幻夜

2009年3月3日 読書
幻夜 (集英社文庫) 東野圭吾
震災に紛れて人を殺した男とそれを目撃した女の話。
女は美人で、彼を徹底的に利用し、野心を実現していく。

前作が「白夜行」にあたるようで。
そっちも面白かった。ドラマも見入った。
目的のためには手段を選ばない。
平然と嘘をつき、非情熱的に、賢く強く生きていく女。

社会的にも法的にも"なし"な生き方ではあるが、
心のどこかでこういうのに憧れている。
しれっとクレバーに、秘密を持って生きてみたい。
逆にそういう女性に翻弄される方も"あり"だと思う。
生きる目的がブレない、雑念が生まれない人生は、理想かもしれない。

俺の妻もここまで極めてくれていたら面白かったのになんて、非現実的だけど思う。
ラストは予想できなかった。賛否あるんだろうけど、私は賛だ。

****

今日は体調も気分もよくない。
テレビも親も社長も、みーんな耳障り。。。
もちろん表面には出してないつもりだけど、なんだかダメだ。



たまに雑誌も読む。
ビジネス書とか専門書とかの雑誌を読んでいる人って、
何となくカッコよく見えるから。子供の頃、旭屋のあの茶色い
ブックカバーの本を読んでいる人は偉い人に見えてた。
まあ、そんな背伸び精神だけでこういう雑誌を買ったりする。

タイトルどおり収入の話しが特集されていた。
企業の平均年収ランキングがあったり、学歴別年収が載ってたり。
東京で働く先輩や友人が、グラフの右の端っこということを知る。
そしてボクは反対側。はは。経営がどうとか書いたところで私の年収はよくはない。

好きなことできているし、自分がやってきたこと活かせれてるし、
会社を動かせる立場にのし上りつつあるし、時間にもまあまあ自由がある。
けど、どんどん置いてきぼりになっている気もする。懐のみならず頭まで。
「まあ、若いうちは」ってことで、しばらくは今やっていることを全うしよう。
転職したらますますローンの借換え面倒だしな。
キャリアにならなくても、いい経験してることは間違いない。

そういえば、たくさんのお金があれば妻は出ていかなかったかもしれない。
遠い他人から、そう言われたことがある。
今日は一日雨。。寒くて冷たい。
今読んでいる本の話。

この前、本屋でこの人の本が3冊並んでた。
帯にリリーフランキー、チュートリアル徳井、宮崎あおいが、
それぞれコメント書いていた。3人とも好きな人だったし、
しかもジャンルがバラバラな人が書いてるのも気になって1冊買った。
したら、読んでて心地よい本で。今のこれは3冊目。

物語の内容もとより、ものの描写もオリジナリティあって、
きれいというか、やさしいというか、あったかくて、
心がふんわりしてきて癒される。
こういうのいい。今の疲れた自分にはちょうど合う。

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